避妊・去勢手術、するか?しないか?(デメリット編)

色々な症状

・メスのエストロゲン反応性尿失禁

これは、尿道括約筋の機能障害により、犬が睡眠中やリラックスしているときに尿を漏らしてしまうもので、主に卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンが避妊手術によって低下することも要因の一つといわれています。報告によっては、避妊手術を受けた犬の20%で生じるといわれ、オスにも発生することがあります。失禁が始まるのは、術後すぐの場合もあるし数ヶ月〜数年してからのこともあります。

・肥満傾向に

さまざまな研究報告によると、オスもメスも中性化している犬では肥満の発生率が30%で、していない場合には15%ほどであることが分かっています。また、特にメスは、避妊していない犬よりもしている犬のほうが2倍も肥満になりやすいといわれています。メスの場合はエストロゲンというホルモンが食欲に影響を与えるため、避妊手術によってエストロゲンが減少すると食欲が増加してしまうことも関係があるようです。避妊・去勢手術後になるべく早く、食事のカロリーを20〜30%下げましょう。

・麻酔・手術のリスク

手術をする場合は、全身麻酔が必要。しかし、どうしても抵抗を感じてしまう飼い主さんもいます。幸い、獣医学の進歩によって、今はとても安全な麻酔薬が使われるようになり、手術中のモニター装置も優れているため、麻酔の事故というのは、極めて少なくなっています。また、最近では獣医師の間でも「鎮痛治療」への関心が高まり、術前から痛み止めを使用するようになっています。

・行動学的な影響

例えば、オスは5〜6カ月齢のほうが成犬よりもテストステロンの濃度が7倍も高いため、このホルモンに影響される問題行動として、テリトリーや他の犬に対する攻撃性、頻繁なマーキング行動、逃亡行動などがこの時期に現れる可能性があります。問題行動の治療の一部として避妊・去勢手術を考える場合は、行動が確立される前、1歳を超える前に行ったほうが良く、それ以降になると行動的に確立されてしまうので手術の効き目があまり得られません。

特徴

Posted by viva-french